ライブラリ

他のプログラムから利用される前提で作られたプログラムをライブラリといい、Pythonに予め付属しているものを標準ライブラリという。外部ライブラリはpip3コマンドでインストールできる。


    ライブラリ・パッケージ・モジュール・関数の違い

    これらの言葉の意味は文脈によって互いに重なったり違ったりする。ここでは以下のような階層構造で捉えている。

    1. 関数

      def文で定義し関数名()というようにして実行する、個々の関数をいう。

    2. モジュール

      関数をいくつか集めて一つのファイルに記述したもの。そのファイル名から拡張子.pyを除いたものがモジュール名。

    3. パッケージ

      モジュールをいくつか含めたディレクトリをパッケージとしたもの。パッケージの中にパッケージを含めることもできる。ディレクトリ名がパッケージ名となり、親.子.モジュールのように.で区切って指定する。

    4. ライブラリ

      関数・モジュール・パッケージの総称、一般的な意味合い。または、いくつかのパッケージをまとめて一つのライブラリとしてインストールするようにしたもの。


    ライブラリの種類(利用手順による分類)


    外部ライブラリはpip3コマンドでインストール

    Python本体に付属していない外部ライブラリは豊富にあり、PyPIにあるものを端末からpip3コマンドでインストールできる。

    pip3コマンドがなければ、pip3コマンド自体のインストールへ。


    Python仮想環境 virtualenv

    外部ライブラリにも各バージョンがあり、開発ケースごとに依存バージョンが異なるなどの衝突を避けるため、Python仮想環境virtualenvを利用すると便利。Python仮想環境virtualenvへ。