他のプログラムから利用される前提で作られたプログラムをライブラリといい、Pythonに予め付属しているものを標準ライブラリという。外部ライブラリはpip3
コマンドでインストールできる。
これらの言葉の意味は文脈によって互いに重なったり違ったりする。ここでは以下のような階層構造で捉えている。
def
文で定義し関数名()
というようにして実行する、個々の関数をいう。
関数をいくつか集めて一つのファイルに記述したもの。そのファイル名から拡張子.py
を除いたものがモジュール名。
モジュールをいくつか含めたディレクトリをパッケージとしたもの。パッケージの中にパッケージを含めることもできる。ディレクトリ名がパッケージ名となり、親.子.モジュール
のように.
で区切って指定する。
関数・モジュール・パッケージの総称、一般的な意味合い。または、いくつかのパッケージをまとめて一つのライブラリとしてインストールするようにしたもの。
Pythonに付属していてすぐに使える。ただし組み込み関数でないものはimport
文が必要。
まずダウンロードなど追加設定をしてから。import
文も必要。
pip3
コマンドでインストールするもの(PyPIでパッケージと呼ぶもの)
(他のプログラムからのimport利用ではなく、単独で実行するものも含む)Python本体に付属していない外部ライブラリは豊富にあり、PyPIにあるものを端末からpip3コマンドでインストールできる。
pip3
コマンドがなければ、pip3コマンド自体のインストールへ。
外部ライブラリにも各バージョンがあり、開発ケースごとに依存バージョンが異なるなどの衝突を避けるため、Python仮想環境virtualenv
を利用すると便利。Python仮想環境virtualenvへ。